
「不易流行」の精神のもと、佐賀の豊かな自然を活かした品質本位の酒造りを守りつつ、時代の変化にあわせ挑戦し続けます。
天山酒造株式会社
日本酒
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清流で知られる祇園川のほとりに位置し、名峰、天山を仰ぎ見る天山酒造は創業1875年。現在は六代目の七田謙介が蔵元を務め、「天山」や「七田」といった一連の銘柄は数々の鑑評会での受賞歴があり、日本はもとより海外でも高い評価を受けています。
長い年月にわたって地元と共に歩んできたこの酒蔵を一層魅力的にしているのは、その歴史を随所にとどめる重層的な建物。明治、大正、昭和のそれぞれの時代に建てられた仕込み蔵や貯蔵庫には、巨大な木製の仕込み樽をはじめ年代物の酒造り道具がたくさん残り、今もしっかりと展示・保存されています。今もなお、積極的な設備投資を行っております。着実に生産高を伸ばし、最新の機器を取り入れながら、新鮮さという持ち味をしっかりと守り続けています。
酒米は佐賀県産米を約90%使用しています。また天山酒米栽培研究会の協力農家と共に酒米の品質向上に取り組んでいます。さまざまな酒造好適米を使って醸した酒の中でも、特に「七田」銘柄のシリーズでは、お米の味の違いを楽しむことができます。その一つひとつが旨味と酸味の絶妙なバランスを保った、鮮烈な飲み口。そして天山水系の中硬質な仕込み水は、すっきりとした飲み口でありながら力強い味わいをもたらします。七田謙介はつねに次世代の酒造りを見据え、エレガントなスパークリング日本酒など、若い酒ファンを魅了する新しい味わいを積極的に模索し続けています。天山酒造は年2回の蔵開きなどを開催し、地域社会に貢献しています。また初夏には、酒蔵の正面を流れる祇園川に舞う蛍も楽しむことができます。










